ひとつひとつが職人の手作業によって生み出される、
SANOHATA BRUSH × M.MOWBRAYの手植えシリーズに新たに「白馬毛」が登場しました。
一番の特長は毛の " 弾力 " にあります。
通常展開している「馬毛(画像中央)」よりもわずかに柔らかく、
「山羊毛(画像左)」よりは硬さがあるため、
・コードバン
をはじめ、
・スムースレザー
・ヌメやシープなどの、デリケートな皮革
等の艶出し・仕上げに適しています。
一見すると中途半端なブラシに思えますが、この中間に位置する毛の弾力こそが重要。
ハイシャイン(鏡面磨き)の仕上げに使うことはできませんが、
「ハイシャインはせず、クリームを塗って仕上げる」
「ワックスを薄く塗って全体に光沢感をプラスする」
などの際には、非常に便利なアイテム。
「じんわりと靴全体に光沢が欲しい」
「皮革のエイジングを活かして仕上げたい」
という方にも、おすすめです。
シリーズ共通ポイントではありますが、
機械植えのブラシに比べると、手植えブラシは毛抜けがしづらいです。
手植えのブラシは、
1_ 台座となる木地に、等間隔に穴を空ける
2_ ブラシの毛を2つに折り、引き線と呼ばれる糸線を巻く
3_ 2で開けた穴のひとつひとつに、1を差し込んでいく
といった、手間と時間のかかる作業を経て作られます。
ひとつひとつの毛束に引き線が通っており、これがブラシの毛抜けを防止します。
ブラッシングの際にクリームの「油分」や「ロウ分」が毛に蓄積していき、
使い始めの頃よりもさらに、光沢が出るまでの時間が早くなることを
「ブラシが育つ」
と言いますが、手植えブラシはこの部分とも相性が抜群。
手植えブラシは毛抜けが少ないゆえ、育ったあとも長く使えます。
まさに、「靴とともに、ブラシも長く使いたい」という方にぴったりです。
- ブランド
- 紗乃織
- 原産国
- 日本
- 材質
- 持ち手:ブナ/毛:白馬毛
- サイズ
- 持ち手:長さ145×60mm・厚み10mm/毛の長さ:40mm
- 用途
- コードバン用 ホコリ落とし・仕上げブラシ